事業復活支援金の確認機関が国から受け取ることができる事務手数料が、一時・月次支援金の2倍(2000円/1件)になっていました。

復活支援金までの事前確認手数料は1000円。

これは電話での簡単な口頭のみを行う一部確認の事前確認に対する手数料として妥当していました。

ただ、事前確認には一部確認(口頭電話)と全部確認(面談)の2種類があり、全部確認の手数料としては適当とはいいがたいものでした。(事前確認の全部確認は書類の確認をするので、電話ではなく必ず面接が必要です。)

加えてその件数のカウントは事前確認を行った回数ではなく、実際に支援金を受給者の数という事もあり、全部確認を1000円で行いその事務所が利益を出すことはできません。

ウチの場合は出張事前確認でも、なにもかもすべてを0円としていたので、出張してもウチが駐車代を支払うことにしていましたが、「まあ、当然、こういうことだろう」という感覚でした。(交通費は頂いても良いことにはなっています。)

復活支援金が始まってから

事前確認の手数料について、今まで、国は表立って、1000円については報酬という表現を使わず、事務手数料という表現を行っていました。

しかし、この復活支援金では「報酬」という表現を表だって使ってきました。全部確認の事務手数料を2000円としたことで、報酬感が出てきたからでしょうか?たしかに、2000円/1件は営業的にも採算を考えられることが可能と思ってしまう金額です。

今までは4.5枚程度だった事前確認マニュアルが7ページになり、確認項目自体は増えましたが、その分、確認機関が迷う(合理的に確認すること)余地が減り、確認内容は簡単になったと感じます。つまり、確認機関の裁量(裁量は元々ありませんがわかりやすい表現として)の余地が狭くなり、都合よく(合理的に)事前確認を進めることはできませんので、簡単とは言えどもとても時間のかかるものになりました。

一言でわかる事前確認の難易度

一時・月次では至る所で使われていた事前確認は「形式的な確認」という文言が、事業復活支援金では控えめになってきています。「申請内容の事前確認」というにふさわしい内容になったとおもいます。(当初は事前確認と申請書類には大きな差がありました)

形式的という文言がなくなった事前確認」という説明で、どのくらい難しくなったか感じることができると思います。

難易度は存在しませんが

↑を踏まえると、申請者にとっては事前確認は間違いなく難しいものになっています。

ただ、これは申請者が感じることであって、事前確認に難易度という概念は存在しないと考えます。。

(要件を満たすには、法令にそった事業運営を行っているということになりますので、すると事前確認は必ず通過。)

要件を満たしていれば、必ず支給されます。

言いたかったことは、国の表現方法とても奥が深く、巧みで正確なものだと感じたということです。(法令解釈に通じる)

数日にわたって書いたので記事の支離が滅裂かもしれませんが、以上です。