「被害者請求をした方が良いですか?」
「ネットをみるとやたらと被害者請求をあおっているように思えるんですが、本当に被害者請求が良いのですか?」
最近良くこのような質問を受けるようになりました。後遺障害を取り扱う弁護士先生やや行政書士先生が増えたからでしょうか。後遺障害を「仕事」にするには、被害者請求自体を増やさなくてはならないからだと思ったりします。商売は顧客の利益を考えて行えば失敗は限りなく少なくなりますが、利益、ニーズは時代背景に左右されます。自HPにある被害者請求のページは5年以上も前に原案が作成されたものなので、一から書き直すべきかなと思っています。
被害者請求を知らないでいる被害者に「被害者請求という手続きもありますよ~」と知らせるのは、とても重要かと思います。「何が何でも被害者請求」と言い切るには、この考えに至るまでの説明が必要だと思います。ただ、これがそう簡単ではなく、というより無理です。受傷の内容や任意保険の対応etc・・・ケースバイケースなので。
ただ、「何が何でも被害者請求」という表現だけでは、これは正しいとはいえません。同じく「何が何でも事前認定はダメ」という表現も、これは正しいとは言えません。
では、逆に被害者請求よりも事前認定の方が、被害者にとって有利になる時はあるのか?を考えると、私の知りうるものの中では「結果的にそうなるときもある」という答えが導き出されます。