シリーズとか、その1とか書いても続いていないこのブログ。

という事で、MRI画像です。
j1
A子さんのど真ん中を縦にに切った脊柱のMRI

誰がどう見ても、なんだか出っ張っている部分が2つ、確認できると思います。

では、このA子は腰部捻挫と診断されていて、右足に症状があったとします。すると、交通事故ではまず「腰のヘルニアが原因かもしれない」と考えるわけです。

そして、上の画像を見て、「なんか出ているな。これかな」と思ったりするのは、、
少々早いです。

右足に症状が出ている場合は、右を見なければなりません。そこで、同じところの右をみてみると、
j2
となっています。

椎間孔という赤丸の部分で何だか出ているのがわかります。赤丸の上下の椎間孔と比べても、なんだか赤丸の白い縦長の楕円形の形(椎間孔)がおかしいのがわかります。つまり、「おかかしい→異常がある」という発想が出ます。「でももしかしたら、人間は本来こういうものなのかもしれない」という疑問が出たら、反対側と比べればいいのです。

すると、
ji2
となっています。

並べてみると、
j4

ちょっと場所がずれていますが、それを考慮しても真ん中が違うのが解るので、これで「異常がある」という考えに自信が出るわけです。

これを確信に変えるには、同じところの横切りのMRI画像を見ます。
j5
ちょっと時間がないのではしょりますが、左右の比較でも赤矢印の部分が出ているのが確認できるので、「自身」が「確信」へと変わる事になります。

以上が、交通事故の故被害者でもわかる脊柱の基本的な見方でした。

いずれ、また、画像使用の同意があれば書きたいと思います。

*専門家はこの考えで「異常」と確信することは無いと思います。

*MRIを見るが、MRIを読むに変わるには、椎間孔の中にある脊髄神経背側神経節や腹側神経根、椎間動静脈そして靭帯が解ると思います。(今回の画像だけでは全てを判断する事はできません)