事業復活支援金を6月1日以降に事前確認を受けたり申請をしようとしている事業者は絶対に気を付けることがあります。
それは、その申請IDで本当に申請が可能かどうか確実に調べておくことです。6月以降は、なにか申請IDに問題があった場合は新しい申請IDは取得できず、結局申請をあきらめざるを得ないことになります。
2つ注意点(申請IDの問題)
復活支援金の申請IDを再度新規取得すること自体は可能です。これは5月31日までです。
事実上、再取得が必然になるのは2つの場合に限られ、次の2つの場合は申請IDの新規取得が必要となっています。(事業者が他の理由で新規IDを再取得する場合も有)
事業復活支援金では30者に1者ほど、申請IDの再取得が必要でした。過去の支援金でも、今回のように申請期限の延長がありましたが、1.の理由による申請IDの不備により、申請をあきらめた事業者が複数おります。
1、事業形態(区分)の選択間違い
事業所得の個人事業主等とは、確定申告書B第一表の「事業収入」に数字の記載がある者です。つまり、事業収入に一切の記載がない場合はこの選択はできないという事になります。間違えれば申請IDの再取得が必要です。
主に雑所得・給与所得の個人事業主等とは、確定申告書B第一表の「事業収入」で収入が一切ない者の事です。一年でも事業収入がある場合は、この雑・給与所得の選択は行えず、間違えれば申請IDの再取得が必要です。
中小企業と個人事業の選択を間違えることはないともいますが、この選択を間違えた場合も同じです。
*申請ID取得時の事業形態の選択を誤ると事前確認が通過できない可能性が高いです。申請書類も異なるので申請も行えないと思います。
2、ログインIDがわからない
マイページにログインする際のログインIDがわからなくなると申請が行えません。事務局に問い合わせても教えてもらうことはできず(5月26日時点)再度IDを取得して、改めて事前確認を受けるように説明されます。
ログインIDは自ら設定したものです。パスワードとともに忘れないように、また、それでログインができるかどうか確認が必要です。申請IDの取得は5月31日までです。
事業復活支援金のチャットボット
事業復活支援金では、支援金関連の質問をいつでも気軽にチャットボット(AI)に質問できる機能があります。
https://www.chatbot.jigyou-fukkatsu.go.jp/
ただ残念なことに、得意なのは回答はすでに発表済みの内容だというところです。
予算は約1500万円で「チャットボットの構築」として請負契約されています。
検索とは違ってきちんと質問をしないと回答が得られないのが人間ぽく良いかなというところですが、ボット構築のチームの中に支援金の実際に詳しく、それなりにITを知っている人が参加していればコールセンターの代わりにとして大いに役立つものになったかと思います。