サービスや物の値段で「なんか金額が高いな」と感じることがあると思います。いわゆるぼったくりではないかと思ってしまうようなケースです。
しかし、ほとんどの場合は、事業者が生業とするうえで必要な価格設定になっています。
これが資本主義の大原則です。新商品や新サービスは、その準備に経費を要し(投資)ており、必然的に高めの価格になります。そして、事業者はソレらが新しいとき(競合がいない・ニーズがたくさんある)に売上を出さなければ、長期にわたる事業の継続ができないという事情もあります。なぜなら同業他社が増えていくと、その他社は価格を抑えてくるからです。価格を抑えられるのは、さほど準備に経費を要さないのが一番の理由です。既製品を真似れば投資もあまりかかりません。
また、実際には事業として行われるメイン作業などは値踏みができても、見えないところの必要経費が一般人(日常)の感覚とは全くと言っていいほど異なります。クリーンセンターに持ち込めば10キロ220円なのに、タンスとベッドの廃棄を業者に頼むと40000円もしたとはいっても、廃品回収業者が10キロ220円で捨てることはできません。改修後は法律で厳しく定められた作業を行わなければなりません。すると手間の人件費が必要となり、特別高いとは言い難い価格になります。トラックも家庭用自動車とは比べられないほど維持費が掛かりますし、事務費用も発生します。
たまにひょこっと安い回収業者が出てきますが、無許可で回収し品を適当に廃棄して終わりという事が多いようです。万が一、プライベートなものが山中に捨てられていたらどうでしょうか?妥当な価格ではないのには理由があります。
モノの値段
物でいうと、日本では「これ以上値段を下げると品質が悪くなるよね」という一定のラインがあって、その辺が妥当な価格として落ち着きます。しかし、海外では類似製品が数十分の一以下などの爆安価格で売られています。これを日本に持ち込み、日本の妥当価格で売ればぼったくりになります。どうしても品質に低下が生じてしまっているからで、実際にこういった商品は徐々に値下げされていきます。類似製品でも適正価格が大きく異なるという事を理解しておかなければなりません。
専門士業の適正価格
原価かがかからないのだから丸儲けではないか。
ネットで全ての情報が入手できる今、専門家の助けはいらない。
等の理由で、適正価格を見誤られることが多いのではないでしょうか。
原価?少なくとも私は開業6.7年後くらいには月100万円程度の必要経費が生じていました。丸儲けではありません。
ネットの情報?検索でトップページに表示されたサイトの全ての記述が間違っていることもあります。検索エンジンに真実を見抜く力は期待できません。
もっとも、本当に良い情報というのはネットでは流れないものなので、ネット情報だけで完結できたとしても最高の結果にはなっていないかもしれません。
まとめ
まとまりのないページになりましたが、適正価格(高いのも安いのにもそれ相応なサービスになる)は存在するという事を言いたかっただけです。