その案件を時系列で説明し、具体的な質問事項を書いた用紙を事前にFAXしてから面談や電話で相談を行う。

というのが、一昔前のいわゆる、「先生」に対する相談の方法でした。”先生”に無駄な時間を使わせるなということです。

先生からしてみれば、「電話でごちゃごちゃ言われてもよくわからんし、時間がもったいない。事前に自らよく考えて書面を作成しFAXせよ。」という考えなのでしょう。実際こういった方法は合理的です。

でも、今の時代こんなことやってたら、クライアントは逃げていきますね。相当な実力を持っていれば別ですが。

ただ、この方法は相談者にとっても有効なんです。

事前に用紙で伝える事で、作成をした相談者自らが改めて気づかされるところもあったり、先生としても細かいところを事前に調べておくこともできる。

双方にとってメリットが多い方法なんですが、相談者からしてみれば、そんな悠長なことはやっていられないといったところでしょう。確かによくわかります。自らが切羽詰まった状況ですぐに電話連絡ができる先生が良いと思うのは当然です。

ただ、やはりケースバイケースであるのは間違いないと思います。相談者はその結果を考えて自らに有益な方法を選ぶべきです。

ちなみに私は他士業の先生方に質問や連絡をするときは常にFAXもしくはメールですね。私自身は電話を頂いても一向にかまいませんが、メールが好きです。