私の生まれた年1980年から医師の数は約2倍になっています。もちろん人口も増えているのですが、人口当たりの医師数で考えても約1.7倍。いまや約30万人の医師が全国にいることになっています。

その中の放射線専門医(学会が認めた医師)が6300人。日本の医師事情からして、多いわけでもなく少ないわけでもないようです。MRIの撮影を行う病院に放射線専門医がいると、それは「きちんと撮影される可能性」の目安になります。専門医だからと言っても、間違い、見逃しなどは一般的であるMRI事情のあおりを受けないという保障はありません。

例えば事実として、
放射線科の先生が「Aである」
主治医である他の診療科の先生は「AではなくてBだと思う」

A,Bどっちなのかわからず、お勧めの病院で再検査したら「B」と確定。なんてこともあります。

戦後から右肩上がりで増え続けた医師の数に対して、医師一人当たりの患者数はやや右下がりで続いています。

未だ、殿様商売的な病院が淘汰されるのはいつになるのか。

「医療改革」

是非、進めていただきたいですね。