年代で死亡率が極端な新型コロナウイルス

40歳代をとした場合の50歳代の死亡は3.9となります。つまり50歳代の死亡率は40歳代と比べて約4倍に跳ね上がります。

逆に30歳代では0.5、20歳代では0.05と20歳代の死亡率は40歳代の20分の一になっています。

その他の高齢者の死亡倍数(40歳代をとした場合)新型コロナ

60歳代前半 7.5

60歳代後半 24

70歳代 38

80歳代 107
(厚労省発表の2021年7月の統計から算出)

 

高齢であれば感染症による死亡リスクが高いのは周知の事実ですが24倍や38倍など一見驚くような倍数の数字があります。

これが一般的なことなのか、特異なことなのかは分かりません。

インフルエンザと比べてどうか

そこで、新型コロナウイルスの年齢別死亡率と、インフルエンザを比べてみます。

高齢者の死亡倍数(40歳代をとした場合)インフルエンザ

60歳代前半 6

60歳代後半 12

70歳代 35

80歳代 137

39歳以下の死亡はです。

(2020年までの健康保険を利用して治療を行った患者から算出)

新型コロナとインフルエンザの年代別致死率を比べて、同じような数字とおもうか、「新型コロナは60歳代前半の死亡率が2倍」「80歳代ではインフルエンザの方が3割多い」とおもうか、伝え方や捉え方は人それぞれかと思います。

インフルエンザの統計は新型コロナウイルスとは異なる統計になりますが、倍数であれば、さほど違いはないと考えられます。